新境地で働き始めて一週間、小さなことでも一生懸命にと、FAX、コピー、申し込み作業などをコツコツと覚えている毎日です。そして、今日は、電話の受け取りに挑戦します。よく考えれば、学生時代から今までガンガン電話をかけることをしてきても、電話を受け取るときに気にしたことはありませんでした。まずは、基礎から確実に覚えていこうと思います。
営業に必要なのが、商品の魅力を十分に伝えることができる能力です。その能力を身に付けようと、急遽練習として「他己紹介」をすることになりました。これは、相手の魅力や良さを第三者に分かりやすく伝えるというものです。学生時代でも何度かやってきたものですが、久しぶりにこの言葉を聞いてなんだか嬉しい気持ちになりました。一時間程度、ペアの相手と質問など話をしながら過しましたが、このプチ取材は僕にとって、一番魅力ある作業です。
普段の会話、行動、表情などを思い出しながら、相手に質問をしていきます。サークル、勉強、就職活動、そしてこの会社を選んだ理由など…、少しずつ掘り下げていくと、普段ではあまり考えないような自分の行動や思考を改めて知るきっかけになります。そうした質問のやり取りの中には、相手の奥底で感じていた「大切な思い」に触れる瞬間があります。その人ならではの思いであり、答えなのです。普段あまり考える機会のなかった「自分の思い」に気付き、さらには新しい自分を発見するにいたることもあります。そうしたとき、僕はこの相手の「宝物」を見つけたという喜びに浸ります。それは、質問という道具を使って、新たに相手のことを知ることができるからです。
そうしたプチ取材も終わり、いよいよ発表です。時間は、5分間のみ。このとき大切なことは、ただ経歴や行動だけを第三者に伝えるのではなく、思いや動機などを交えて話すことが大切です。さらに、取材を通して、夢や目標をから、これからの可能性を見出してあげることが重要です。相手は、「自分って、こういう人間なんだ」と未来を想像していくからです。こうしたとき、本人も気付かなかったことを、僕がきっかけを作ったという優越感を感じます。
学生時代、企業取材をして楽しいと感じたことは、取材の内容よりも、取材を受ける担当者が自分の仕事のやりがいについて、考えることでした。ある駐車場の取材では、営業マンの「思いやり」に感動していた僕たちの姿をみて、改めて自分の仕事を振り返ったそうです。次の予定があったにも関わらず、30分も延長して、60分間も色々とお話をしてくださいました。記者という仕事は、ただ聞いて帰るだけではなく、「自分を思い起こす」きっかけを作り、さらには「自分のすごさ」に気付かせることが大切なのです。逆にいえば、少ない情報の中でも相手のことをどう感じたか、どう引き出せたか、それは自分の受け止め方次第で変わってくるということです。他己紹介から始まったプチ取材ですが、これからの仕事に大いに生かして、福岡中の仕事の魅力に迫っていきたいです。